令和6年度の「65歳超雇用推進助成金」
簡単に言えば 高齢者が働き続けられるようにするために、企業にお金を支援する制度です。
以下のような 3つのコース に分かれています。それぞれわかりやすく説明します。
- 65歳超継続雇用促進コース 65歳以上への定年引上げ、定年の定めの廃止、希望者全員を対象とする66歳以上の継続雇用制度の導入、他社による継続雇用制度の導入のいずれかを実施した事業主に対して助成するコース
- 高年齢者評価制度等雇用管理改善コース 高年齢者向けの雇用管理制度の整備等に係る措置を実施した事業主に対して助成するコース
- 高年齢者無期雇用転換コース 50歳以上かつ定年年齢未満の有期契約労働者を無期雇用労働者に転換させた事業に対して助成するコース
🔹1. 【65歳超継続雇用促進コース】
📌 対象となる取り組み(いずれか1つでOK):
- 定年を65歳以上に引き上げる
- 定年をなくす(廃止する)
- 66歳以上も希望すれば働き続けられる制度を作る
- 他の会社に再雇用してもらう制度をつくる
💰 助成金額の目安:
- 条件により 40万円〜160万円程度/1社
(中小企業の方が高め)
✅ 要点:
高齢者を65歳以上まで働けるよう制度を変えると、国からお金がもらえる。
🔹2. 【高年齢者評価制度等雇用管理改善コース】
📌 対象となる取り組み:
- 高齢者向けの人事評価制度や健康管理制度を整える
- 研修や配置転換、キャリア相談制度などを新たに作る
💰 助成金額の目安:
- 最大で57万円程度(実施計画+取組完了後)
✅ 要点:
高齢者を長く気持ちよく働けるように、職場の制度を整えると助成される。
🔹3. 【高年齢者無期雇用転換コース】
📌 対象となる取り組み:
- 50歳以上・定年前の「有期契約社員」を「無期雇用(正社員など)」に転換する
💰 助成金額の目安:
- 1人あたり 48万円(中小企業)/36万円(大企業)
(最大10人まで支給)
✅ 要点:
契約社員として働いている50歳以上の人を、無期雇用に変えるとお金がもらえる。
🟨共通の注意点(全コース)
- 申請前に**「計画届」**の提出が必要です。
- ハローワークや労働局での事前相談が推奨されます。
- 社会保険や労働法をしっかり守っている事業者が対象です。
📝まとめ
コース名 | ざっくり内容 | 助成金額(目安) |
---|---|---|
① 継続雇用促進 | 65歳以上も働ける制度にする | 40万〜160万円 |
② 雇用管理改善 | 高齢者向けの職場環境改善 | 最大57万円 |
③ 無期転換 | 50歳以上を正社員などにする | 1人48万円(中小) |
皆さんはどう考えますか?
40年間も働いてきたのでもう休みたいと思う人もいれば、いやいやまだまだ働きたい、働かなければならない事情がある人もいる。
これからもシニアの生活に関連する題目を考えて配信していこうと思いますので応援よろしく願いします。フォローを願う。
コメント