【語源】
-
ラテン語 senior(セニオール)
→ 意味は「年長の人」「より古い人」「先輩」など。
これは、ラテン語の「senex(セネクス)」=**「年を取った人、老人」**に由来します。
(※「senate(元老院)」の語源にもなっています)
📘【英語での意味の広がり】
英語では中世から「senior」が使われはじめ、意味がいくつかに分かれていきました:
用法 | 意味 |
---|---|
年齢的なsenior | 年長者、年配者 |
地位的なsenior | 上司、先輩 |
教育でのsenior | 最終学年の生徒・学生 |
スポーツ | 上級者、上級クラス選手 |
つまり「シニア」は必ずしも「高齢」だけを指すのではなく、**「経験がある」「先に来た人」「熟練した人」**という、ポジティブな意味合いも含まれていたのです。
なんか日本語にすると年寄り「高齢」という意味になる感じが???やだな。
🧓【1】行政・制度上の「シニア」
- 60歳〜65歳以上が一般的。
- 例えば:
- 年金支給開始年齢 → 現在は原則65歳。
- 高年齢者雇用安定法 → 企業に対し、原則65歳までの雇用確保を義務づけ。
- 「高齢者医療制度」 → 75歳から「後期高齢者」に。
🧠【2】マーケティングでの「シニア」
- 50代から対象にされることも多いです。
- 理由:可処分所得が高く、子育てが一段落する層。
- つまり、「アクティブシニア(活動的な高齢層)」という新しい括りも生まれています。
🧓【3】イメージ・感覚的な「シニア」
- 昔は「60歳定年=おじいちゃん」でしたが、今や60代でもバリバリ働き、70代でもYouTubeやSNSを活用する時代。
- 80代でも現役の方もおり、「何歳から」よりも「どんな状態か」でシニアかどうかが決まる時代になりつつあります。
🌸【4】「シニア卒業」ってあるの?
- 面白い視点です。「シニア卒業」という概念は一般的ではありませんが…
- 80歳を超えると、「超高齢者」「賢者」「仙人」的な扱いになることも。
- 年齢よりも、「生き様」がシニアを超えていく感じですね。
🗣まとめると…
観点 | 開始年齢 | 備考 |
---|---|---|
行政・制度 | 60〜65歳 | 年金、医療、雇用制度などで基準あり |
企業マーケ | 50歳〜 | 可処分所得、消費力が注目される |
一般感覚 | 60代〜 | でも70代80代でも現役は多数 |
高齢者と言われないように頑張ろう。
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