今話題の特殊法人とは何ぞや?

【老害からの老賢】

特殊法人とは?

特殊法人(とくしゅほうじん)は、日本の官僚システムの一環として設立される、政府が特別な法律に基づいて設立する法人のことです。独立行政法人や一般の公益法人とは異なり、政府との結びつきが特に強いのが特徴です。


特徴
  1. 特別法に基づく設立

    • 特殊法人は一般的な会社法や民法ではなく、**特別な法律(個別法)**に基づいて設立されます。
    • 例:「○○事業団法」「○○機構法」など。
  2. 政府の強い関与

    • 資金の大部分は国の出資や補助金によって賄われる。
    • 役員の多くは政府からの天下りで構成される。
    • 行政と密接に連携して事業を行う。
  3. 公共性の高い業務を担当
    • 一般の民間企業が手を出しにくい国家的に重要な業務を担う。
    • 例:インフラ整備、エネルギー供給、金融、教育、農業支援など。

代表的な特殊法人(現在または過去の例)

  1. 日本政策金融公庫(中小企業や農業への融資を担当)
  2. 日本放送協会(NHK)(公共放送)
  3. 日本中央競馬会(JRA)(競馬の運営)
  4. 日本年金機構(旧社会保険庁)(年金管理)
  5. 日本高速道路保有・債務返済機構(高速道路の管理)

問題点

天下りの温床
→ 退職した官僚が役員として高額報酬を得るケースが多い。

非効率な経営
→ 税金に依存しているため、経営効率が低下しやすい。

不透明な資金運用
→ 過去には不正経理や資金の無駄遣いが問題視されたケースもある。

私の独断意見

特殊法人は、日本の官僚システムの中で特に政府との結びつきが強い法人であり、重要な公共事業を担う一方で、天下りや非効率な経営が問題視されています。

現在は表向き行政改革の影響で縮小・民営化が進んでいますが、依然として政府の影響が強い法人は残っています。

ただ問題は官僚の構造にもあるかと、官僚は私なんかより多くの勉強をし、知識も豊富な方が多くいますが、官僚として省にいる期間はすごく短くほとんどが定年前に証を辞めていきます。辞めるというより居られないと言ったほうがいいかもしれません。そこに問題があるかと思います。

 

 

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