戸建てに住み続けるべきか?

シニアの部屋探し
高齢化とともに浮かび上がる“持ち家リスク”
多くのシニア世代が「住み慣れた戸建て住宅」に住み続けています。しかし、高齢になるにつれその住まいは安心の場から“リスクの温床”へと変わることもあります。
  • 2階への階段の昇り降りがつらい
  • 駅から遠く、移動手段が限られる

  • どちらかが先に亡くなれば、残された配偶者が孤立

  • 修繕や庭の手入れなど、住まいの維持管理が負担に

  • 治安への不安、最近の事件等での

“持ち家=安泰”という時代は終わりつつあります。にもかかわらず、「思い出があるから」「今さら引っ越しなんて」といった気持ちが、シニアたちの決断を鈍らせています。

では、どうすればよいのでしょうか?

戸建てとマンションの利点・欠点を考えてみましょう。

🏠 持ち家(戸建て)

【利点】

視点 内容
経済面 ローン完済済みであれば、家賃不要。資産として残せる。
プライバシー 隣接住戸が少なく、音や騒音トラブルが少ない。
自由度 改築やリフォームが自由。庭や畑も楽しめる。

【リスク】

視点 内容
生活動線 階段・段差が多く、バリアフリーでない場合は移動が困難に。
アクセス 駅から遠い場所が多く、車なしでは不便。
維持管理 修繕費・草木の手入れ・雪かきなどがすべて自己負担。
相続・売却 地方や郊外では売却しにくく、空き家リスクに。

🏢 マンション(分譲・賃貸)

【利点】

視点 内容
生活のしやすさ エレベーター・オートロック・バリアフリー設計が一般的。
立地 駅近・商業施設に近い物件が多く、買い物や通院が楽。
管理面 管理会社が共有部を維持し、清掃や修繕計画も整っている。

【リスク】

視点 内容
経済面 管理費・修繕積立金が毎月発生し、年金生活には負担。
近隣トラブル 上下左右に住戸があるため、生活音に気を使う必要がある。
自由度の制限 ペット・リフォーム・民泊等に制限がある場合も。
管理組合の高齢化 老朽化とともに、修繕や意思決定が滞る可能性。

どちらにもメリット・デメリットがあるので、「今後どんな暮らしをしたいか」で選択が変わってきます。

私の母親の経験からは、長年住んでいた戸建てから10年前にマンションへ移住、階段もなく、駅からは近く、買い物も一階がスーパーで便利、ゴミを捨てるにも、交通も、全てが変わりました。

でもこれはほんの一例です、全ての人に当てはまるわけでもないのです。
一軒家には思い出がたくさん詰まっています。
なかなか難しい問題です。

でもいつかは誰にでも訪れることになります、その時決断するために日ごろから考えておくこともとても重要ですね。

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