移民社会のデメリット

移民の受け入れには多くのメリットがある一方で、適切な制度設計や支援策が伴わない場合、以下のようなデメリットや社会的な課題が生じることがあります。

1. 社会的統合の困難(文化摩擦)

  • 具体例:ドイツでは、トルコ系移民の中にドイツ語を十分に習得できず、教育や雇用の面で隔離されたまま生活する人が多く、世代を超えた「並行社会(Parallelgesellschaft)」が問題視されました。

  • 背景:宗教(イスラムとキリスト教)、生活習慣、家族観などの違い。


2. 治安への影響

  • 具体例:スウェーデンでは近年、移民系ギャングの抗争が増加し、銃撃事件や爆発事件が多発。現地警察が「移民集中地域(No-go zone)」の治安対策を強化しています。

  • 背景:経済格差や社会的孤立が犯罪に結びつくケースがある。


3. 雇用市場への圧迫

  • 具体例:イギリスのEU離脱(Brexit)の際、移民が低賃金労働を担い、現地の低所得層の仕事が奪われているという不満が高まり、離脱支持の一因になった。

  • 背景:安価な労働力として移民が雇用されることで、地元労働者の賃金が下がるとの懸念。


4. 教育現場での混乱

  • 具体例:フランスの公立学校では、移民の子どもたちがフランス語を理解できず、授業の進行が難航する事例が多発。学力格差も問題に。

  • 背景:言語の壁と家庭内の教育支援の欠如。


5. 社会保障制度への負担

  • 具体例:ドイツでは難民受け入れ後、生活保護などの公的扶助を必要とする人が多く、財政支出が増加。一部では「移民が福祉を食い物にしている」との批判も。

  • 背景:移民の即時の自立が難しいため、一定期間は福祉依存度が高くなる。


6. 地域住民との対立・軋轢

  • 具体例:日本の埼玉県川口市では、外国人労働者の増加とともに「路上喫煙・ゴミ問題・深夜の騒音」などの生活マナーをめぐるトラブルが発生し、住民から苦情が相次いでいます。

  • 背景:生活文化の違いや地域ルールへの無理解。


7. 政治的分断の要因

  • 具体例:アメリカでは移民政策を巡り、共和党・民主党の支持層の間で激しい対立が続いており、社会全体の分断を深める一因となっています。

  • 背景:「寛容な移民政策」vs「国境管理の強化」という対立軸。


必要以上に移民をネガティブに捉えるのは危険ですが、課題を正しく認識し、受け入れと統合のバランスを取る制度設計が求められます。
この点が日本政府に足りない部分ではないでしょうか?

移民は技能実習生から始まり、いつもながらのあいまいな政治判断で説明もなくわずかな人数の閣議決定で全て決めてしまう今の政治は危険ですね。
何のための国会なのでしょうか?

まずはルールを作ってから受け入れるべきです。
モラルありきのルール作りはとても危険です!!


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